真珠囊(読み)しんじゅのう

世界大百科事典(旧版)内の真珠囊の言及

【アコヤガイ(阿古屋貝)】より


[真珠養殖]
 外套(がいとう)膜の小片(細胞,ピースという)を,アメリカ産淡水貝ピクトーガイ(戦前は中国産のガマノセガイを用いた)の殻からつくった玉(核)につけて,アコヤガイの体内へ数個挿入すると細胞が増殖して核を包むようになり,核の上に真珠層を分泌する。これを真珠囊という。2~3年以上大粒のもので7年くらい飼育すると真円の養殖真珠ができるが,その真珠層の色調・光沢や丸みなどでその価値が異なる。…

※「真珠囊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」