眉根(読み)まよね

精選版 日本国語大辞典 「眉根」の意味・読み・例文・類語

まよ‐ね【眉根】

万葉(8C後)一九・四一九二「青柳の 細き眉根(まよね)を 咲(ゑ)みまがり 朝影見つつ 少女らが 手に取り持てる まそ鏡」

まゆ‐ね【眉根】

〘名〙 眉の根元。また、眉。眉の根。まよね。
※基俊集(1142頃)「雨降といかでか人を待たざらん誰がためかける吾れがまゆねぞ」

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デジタル大辞泉 「眉根」の意味・読み・例文・類語

まゆ‐ね【眉根】

眉の根もと。眉毛内側の方。まよね。「眉根を寄せる」
まゆ。まよね。
「雨降るといかでか人を待たざらむがためかける我が―ぞ」〈基俊集
[類語]眉毛柳眉峨眉愁眉

まよ‐ね【眉根】

まゆね」に同じ。
青柳あをやぎの細き―をみ曲がり」〈・四一九二〉

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