精選版 日本国語大辞典 「相馬御風」の意味・読み・例文・類語
そうま‐ぎょふう【相馬御風】
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評論家、詩人、歌人。本名昌治(まさじ)。新潟県糸魚川(いといがわ)の生まれ。早稲田(わせだ)大学英文科卒業後、島村抱月のもとで『早稲田文学』の編集に参加、『黎明(れいめい)期の文学』(1912)、『生の要求と文学』(1913)などにまとめられる個性的な自然主義評論を執筆。また、口語自由詩運動の一環として早稲田詩社を結成、自らも詩作して『御風詩集』(1908)などを残した。早大校歌を作詞。思想的屈折を経て、『還元録』(1916)を文壇への決別の辞として郷里に退隠、その後は随筆家として活動、『大愚良寛(たいぐりょうかん)』(1918)などを著した。糸魚川市に相馬御風資料室がある。
[田沢基久]
『『相馬御風著作集』八巻・別巻二(1981・名著刊行会)』
…明星山,黒姫山などの豊かな石灰岩層に恵まれてセメント産業,窯業が盛んであり,また昭和初めから姫川の電源開発が進んだため,繊維,電気機器産業も進出した。良寛研究で知られる相馬御風の住家,土蔵2棟は県文化史跡指定相馬御風記念館として保存されている。山寺に伝わる延年形式の民俗芸能〈おててこ舞〉は国の無形民俗文化財。…
※「相馬御風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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