相好具足(読み)そうごうぐそく

精選版 日本国語大辞典 「相好具足」の意味・読み・例文・類語

そうごう‐ぐそく サウガウ‥【相好具足】

〘名〙
① 仏の三十二相八十種好が欠けることなく備わっていること。
※真如観(鎌倉初)「分身究竟の二の仏、相好具足(サウガウグソク)し、神通自在なる也」
容貌が、欠点もなく立派に備わっていること。
紫苑物語(1956)〈石川淳〉一二「これを見れば相好具足、ずゐぶん頼みになりさうな大悲慈顔とあふがれた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android