相合傘(読み)アイアイガサ

デジタル大辞泉 「相合傘」の意味・読み・例文・類語

あいあい‐がさ〔あひあひ‐〕【相合(い)傘】

二人1本の傘を差すこと。多く男女の場合についていう。相傘あいがさ最合もやい傘。
男女の仲を示すいたずら書きの一種。簡単な線書きの傘の柄の両側に二人の名前を書くもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「相合傘」の意味・読み・例文・類語

あいあい‐がさ あひあひ‥【相合傘】

〘名〙
一本の傘を二人でさすこと。多くは男女の場合にいう。もあいがさ。あいがさ。
浄瑠璃津国女夫池(1721)千畳敷「君と淀とが、相合笠の袖と袖」
恋仲の男女をいいはやす落書き。傘の略画左右に男女の名を並べて書く。
※俳諧・俳諧通言(1807)書体「相合傘(アイヤイガサ) 是は落書にて女郎芸子の色男と二人りの名を仇書にして傍輩の芸子女郎色事をそやすなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android