相乗(読み)あいのる

精選版 日本国語大辞典 「相乗」の意味・読み・例文・類語

あい‐の・る あひ‥【相乗】

〘自ラ四〙 (「あい」は接頭語) 一つの乗り物にいっしょに乗る。同乗する。
伊勢物語(10C前)三九「その宮の隣なりけるをとこ、御葬(はぶり)見むとて女車にあひのりて出でたりけり」

そう‐じょう サウ‥【相乗】

〘名〙 二個以上の数を掛け合わせること。
趣味遺伝(1906)〈夏目漱石〉二「相除の対照でもなければ相乗の対照でもない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「相乗」の意味・読み・例文・類語

そう‐じょう〔サウ‐〕【相乗】

[名](スル)
二つ以上の数を掛け合わせること。また、その積。
二つ以上の要因が同時に働くこと。「音響照明とが相乗する演出効果」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「相乗」の読み・字形・画数・意味

【相乗】そうじよう

あい加乗する。

字通「相」の項目を見る

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