直身(読み)ただみ

精選版 日本国語大辞典 「直身」の意味・読み・例文・類語

ただ‐み【直身】

〘名〙 本人自身。その人そのもの。
万葉(8C後)一五・三六八八「家人の 斎ひ待たねか 多太未(タダミ)かも あやまちしけむ」

ひた‐み【直身】

〘名〙 からだじゅう。全身
新編鎌倉志(1685)四「賤の女が戴く桶の底ぬけてひた身にかかる有明の月」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「直身」の意味・読み・例文・類語

ただ‐み【直身/正身】

本人自身。
「家人のいはひ待たねか―かも過ちしけむ」〈・三六八八〉

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