精選版 日本国語大辞典 「目を回す」の意味・読み・例文・類語
め【目】 を 回(まわ)す
① 気絶する。気を失う。
※虎明本狂言・胸突(室町末‐近世初)「ゆくまひとする所むねを二つつく時、めをまはす也」
② 忙しくてあわて惑う。忙しいおもいをする。
※俳諧・口真似草(1656)六「時鳥まつ折からに目をまはし しめり茶うすは五月雨の比〈広寧〉」
③ ひどく驚く。
※われら戦友たち(1973)〈柴田翔〉四「ブルジョア良心主義者どもが眼をまわすだろうさ」
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