目をそばだてる(読み)めをそばだてる

精選版 日本国語大辞典 「目をそばだてる」の意味・読み・例文・類語

め【目】 を そばだてる

読本南総里見八犬伝(1814‐42)一「そが出仕する毎に、白馬に騎しかば、目を側(ソハダテ)て是を見るもの、密々(しのびしのび)白妙の、人啖馬(ひとくひうま)渾名負して」
② 目をみはる。
夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部「秘蔵の愛馬に西洋鞍か何かで松代から乗り込んで来た時は、京都人は眼をそばだてたものでした」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「目をそばだてる」の意味・読み・例文・類語

をそばだ・てる

目をそばめる」に同じ。
「気に喰わぬ事が有れば―・てて疾視にらみ付ける事も有り」〈二葉亭浮雲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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