精選版 日本国語大辞典 「目の前」の意味・読み・例文・類語
め【目】 の 前(まえ)
※古今(905‐914)恋一・五二〇「こむよにもはやなりななんめのまへにつれなき人をむかしとおもはん〈よみ人しらず〉」
② 見ている間にすぐに結果が現われるさま。時間的、空間的にごく近いさま。目前。また、明白なさま。たやすいさま。
※徒然草(1331頃)一三七「簾、畳も取り払ひ、目の前にさびしげになりゆくこそ、世の例も思ひ知られて、哀れなれ」
※評判記・難野郎古たたみ(1666頃)序「そのわづらいをうくればみをほろぼす事めのまへ也」
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