盤旋（読み）ばんせん

精選版 日本国語大辞典

ばん‐せん【盤旋】

〘名〙 ぐるぐるまわること。めぐり歩くこと。

※雲壑猿吟（1429頃）桃華小隠為徳岩進蔵主作「山水有_二秀異_一。与_レ子共盤旋」 〔淮南子‐氾論訓〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

はん‐せん【^▽盤旋】

［名］(スル)《「ばんせん」とも》まわること。めぐること。
「右手肋を撫し黙して―し」〈栗本鋤雲・匏菴十種〉

出典　小学館

普及版 字通

【盤旋】ばんせん

めぐる。さまよう。唐・韓〔李愿の盤谷に帰るを送る序〕太行の陽(みなみ)に盤谷り。～或いは曰ふ、是の谷や、宅幽にして勢ひ阻(けは)し。隱の盤旋するなりと。友人李愿(りげん)、之れに居る。

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出典　平凡社「普及版 字通」