盛夏(読み)せいか

精選版 日本国語大辞典 「盛夏」の意味・読み・例文・類語

せい‐か【盛夏】

〘名〙 夏のさかり時期真夏。《季・夏》
※新撰朗詠(12C前)上「盛夏の花は留む、三伏の雪を、厳冬の子は熟す、一株の金を〈紀斉名〉」 〔史記‐司馬相如伝〕

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デジタル大辞泉 「盛夏」の意味・読み・例文・類語

せい‐か【盛夏】

夏の暑い盛りの時期。真夏。「盛夏の候」 夏》の―窓縦横に太き枝/蛇笏
[類語]真夏盛暑

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「盛夏」の意味・わかりやすい解説

盛夏
せいか
midsummer

日本における,梅雨明け後の本格的な夏。日本列島小笠原高気圧支配下に入り,晴れて高温多湿の天気が続く。海岸地域では海陸風が発達する。

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普及版 字通 「盛夏」の読み・字形・画数・意味

【盛夏】せいか

ま夏。

字通「盛」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の盛夏の言及

【季節】より


[自然季節]
 1年の天候推移の特徴に基づいて区分されたものは自然季節と呼ばれ,上記の天文学的な季節とは異なり,真に気候学的な季節である。例えば日本では,北西季節風の卓越する冬(11月末~2月下旬),低気圧通過による周期的天候変化を特徴とする春(2月下旬~6月上旬),梅雨前線の停滞によりひき起こされる梅雨季(6月上旬~7月中旬),高温な晴天の続く盛夏(7月中旬~8月末),秋雨前線と台風による雨が多い秋霖季(8月末~10月中旬),春と同様周期的天候変化のみられる晩秋(10月中旬~11月末)の六つの自然季節が基本である。これをさらに細分して,例えば春は気温により早春,春,晩春と三分したり,冬も同様に初冬,真冬と二分したりする。…

※「盛夏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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