盛唐(読み)セイトウ

デジタル大辞泉 「盛唐」の意味・読み・例文・類語

せい‐とう〔‐タウ〕【盛唐】

中国代の文学史を4期に区分した、その第2期。玄宗の先天元年(712)から、代宗の永泰元年(765)までの約50年。唐詩の黄金期で、詩人李白りはく杜甫とほ王維孟浩然もうこうねんらが出た。→初唐中唐晩唐

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「盛唐」の意味・読み・例文・類語

せい‐とう ‥タウ【盛唐】

〘名〙 中国、唐代を初・盛・中・晩の四期に区分したその第二期。通常、玄宗の先天元年(七一二)から代宗の永泰元年(七六五)までをさす。特に文学史で用いられる区分で、王維・王昌齢・元結・杜甫・孟浩然・李白らが出て、唐詩の黄金期とされる。
太平記(14C後)四「盛唐(セイタウ)の詩人、杜少陵天宝の末の乱に逢て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android