精選版 日本国語大辞典 「益」の意味・読み・例文・類語
やく【益】
〘名〙
① 利徳。利益。もうけ。また、役に立ったり、ためになったりすること。効果。かい。
② 仏の恵み。功徳。りやく。
※源氏(1001‐14頃)薄雲「心にむせび侍りつつ命をはり侍りなば、なにのやくかは侍らむ」
えき‐・する【益】
〘他サ変〙 えき・す 〘他サ変〙 利益を与える。よりよい状態にする。
※土井本周易抄(1477)四「巳対を損せば又成二剥封一ぞ故不レ損益レ之」
えき‐・す【益】
[1] 〘自サ変〙 進む。進歩する。
[2] 〘他サ変〙 ⇒えきする(益)
よう ヤウ【益】
〘名〙 (「やく(益)」の変化した語) 益。甲斐。効果。
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