益城(読み)マシキ

デジタル大辞泉 「益城」の意味・読み・例文・類語

ましき【益城】

熊本県上益城郡地名スイカ・メロンの栽培が盛ん。北部熊本空港敷地にかかる。

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精選版 日本国語大辞典 「益城」の意味・読み・例文・類語

ましき【益城】

肥後国(熊本県)中央部の旧郡名。古代、肥後国の国府所在地近世になり上益城・下益城の二郡に分かれた。

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改訂新版 世界大百科事典 「益城」の意味・わかりやすい解説

益城[町] (ましき)

熊本県中央部,上益城郡の町。人口3万2676(2010)。熊本市の東に隣接する。南東部には九州山地の支脈がのび,北部には洪積台地が広がる。中央部を木山川が阿蘇外輪山から南西流し,沖積低地が開ける。中心の木山は木山川北岸の段丘上に位置し,近世には木材や米の集散地であった。近年は熊本市のベッドタウンとして人口の伸びが著しい。産業の中心は農業で,米作,スイカ,プリンスメロンなどのハウス栽培,果樹栽培,畜産が盛んである。工業は就業者の割合は低いが,繊維,食品,農機具などの工場の立地によって生産額が飛躍的に伸びている。熊本空港(1971開港)近くの台地には熊本テクノポリスの拠点であるテクノリサーチパークがある。西境沿いを九州自動車道が通り,北隣の菊陽町との間に熊本空港のターミナルビルが設置されている。また九州自動車道と第2空港線が交差する拠点には,益城熊本空港インターチェンジと産業展示場(グランメッセ熊本)が建設された。
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