皺胃(読み)しゅうい(英語表記)abomasum

翻訳|abomasum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「皺胃」の意味・わかりやすい解説

皺胃
しゅうい
abomasum

ウシ,シカなど反芻類反芻胃一つで,第4胃にあたる。葉胃から送られてくる反芻ずみの食物を,胃液分泌によって通常胃内消化を行うところ。なお,ラクダ科,マメジカ科では葉胃と皺胃の分化はなく,3室性である。

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普及版 字通 「皺胃」の読み・字形・画数・意味

【皺胃】しゆうい

反芻。

字通「皺」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の皺胃の言及

【反芻胃】より

…胃内容を口腔に吐きもどして再そしゃくし,唾液(だえき)と混合させて再び嚥下(えんげ)することを反芻ruminationという。ウシ,キリン,シカ,マメジカなどの反芻類の胃を一般に反芻胃といい,第一胃(こぶ胃)rumen,第二胃(蜂巣(ほうそう)胃)reticulum,第三胃(重弁胃)omasum,第四胃(皺胃(しゆうい))abomasumの4室よりなる。ただし原始的なマメジカ類では第三胃がなく3室である。…

※「皺胃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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