皇室領荘園(読み)こうしつりょうしょうえん

世界大百科事典(旧版)内の皇室領荘園の言及

【皇室領】より

…ついで院政が始まると,後院領は天皇・上皇を問わず,時の“治天の君”が管領し,ことに保元の乱(1156)後,没官領(もつかんりよう)42ヵ所を加えて急増した。また院政時代は皇室領荘園が飛躍的に増大した時代である。寄進地系荘園の設立が本格化し,院政権力のもとに荘園の寄進が集中したためであるが,天皇・上皇・女院(によいん)等の御願寺建立の盛行がそれに拍車をかけ,御願寺領荘園として皇室の所領を拡大した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」