皆がら(読み)みながら

精選版 日本国語大辞典 「皆がら」の意味・読み・例文・類語

みな‐がら【皆がら】

〘副〙 残らず。すべて。そっくり全部
古今(905‐914)雑上・八六七「紫のひともとゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る〈よみ人しらず〉」
[補注]語の成り立ちについては「皆ながら」の変化したもの、「皆(みな)」に接尾語「から」の付いたもの、「身ながら」の転用、などの説がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「皆がら」の意味・読み・例文・類語

みな‐がら【皆がら】

[副]残らず。全部。そっくり。
「紫のひともとゆゑに武蔵野の草は―あはれとぞ見る」〈古今・雑上〉

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