的皪(読み)てきれき

精選版 日本国語大辞典 「的皪」の意味・読み・例文・類語

てき‐れき【的皪】

〘形動タリ〙 物があざやかに白く光りかがやくさま。
三教指帰(797頃)下「的皪貝歯、添露而咸零落」
草枕(1906)〈夏目漱石〉一三「柳と柳の間に的皪と光るのは白桃らしい」 〔司馬相如‐上林賦〕

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デジタル大辞泉 「的皪」の意味・読み・例文・類語

てき‐れき【的×皪】

[ト・タル][文][形動タリ]あざやかに白く輝くさま。
明星と見まがう程の留針が―と耀いて」〈漱石野分

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