百合科(読み)ゆりか

精選版 日本国語大辞典 「百合科」の意味・読み・例文・類語

ゆり‐か ‥クヮ【百合科】

〘名〙 単子葉植物の科名。世界に約二五〇属三七〇〇余種あり、広い分布を持つ。大多数が草本で根茎かまたは鱗茎を持つ。テッポウユリ・スズラン・ノカンゾウ・ギボウシをはじめとして、花卉として栽培されるものが多い。また、アスパラガス・ネギなどは野菜として、アロエ・イヌサフランなどは薬草として栽培される。花が三数性で子房上位のものが集められているが、花の形態、花序、核型、植物体の外観などから次のように細分し、時には、それぞれを独立の科とすることがある。サクライソウ科、シュロソウ科、ツルボラン科、ネギ科、ユリ科、キキョウラン科、イトラン科、リュウケツジュ科、キジカクシ科、キミカゲソウ科、ハラン科、ヤブラン科、チトセラン科、ソクシンラン科、エンレイソウ科、サルトリイバラ科。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android