百八の数珠（読み）ひゃくはちのじゅず

精選版 日本国語大辞典

ひゃくはち【百八】 の 数珠(じゅず・ずず)

一〇八個の木槵子(もくげんじ)の実を、貫き通して作られた数珠。それをつまぐり念仏すれば百八煩悩を払うことができるという。

※謡曲・自然居士（1423頃）「この居士もそのごとく、簓(ささら)の子には百八の数珠」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ひゃくはち‐の‐じゅず【百八の数珠】

百八煩悩になぞらえて、108個のモクゲンジの種子を貫き通して作った数珠。ひゃくはちのずず。

出典　小学館