百乗(読み)ひゃくじょう

精選版 日本国語大辞典 「百乗」の意味・読み・例文・類語

ひゃく‐じょう【百乗】

〘名〙
① 車百両。
信長記(1622)起「何ぞ百乗(セウ)より千乗、千乗より万乗にも至ずして、饜(あく)事をせん」 〔春秋左伝‐僖公二八年〕
② (周代、大夫は地方十里、兵車百乗を出したところから) 卿大夫
新内・不断桜下総土産(佐倉宗吾)(1851頃)宗吾住家「百乗(ヒャクジョウ)の家には聚斂の臣を養はず」 〔孟子‐梁恵王・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「百乗」の読み・字形・画数・意味

【百乗】ひやくじよう

兵車百乗。大夫の家。〔大学、十〕百乘の家には、聚斂(しゆうれん)の臣を(やしな)はず。其の聚歛の臣らんよりは、(むし)ろ盜臣れ。

字通「百」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android