白鹿(読み)はくろく

精選版 日本国語大辞典 「白鹿」の意味・読み・例文・類語

はく‐ろく【白鹿】

[1] 〘名〙 白い毛の鹿(しか)
三代実録‐貞観四年(862)九月二七日「美作国献白鹿」 〔司馬相如‐上林賦〕

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デジタル大辞泉 「白鹿」の意味・読み・例文・類語

はく‐ろく【白鹿】

白い毛のシカ

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普及版 字通 「白鹿」の読み・字形・画数・意味

【白鹿】はくろく

白い鹿。神饌とした。〔漢書、郊祀志上〕已(すで)に祠り、胙餘(そよ)(祭肉余り)は皆之れを燎(や)く。其の牛色は白、白鹿其の中に居る。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「白鹿」の解説

はくしか【白鹿】

茨城日本酒。酒名は、鹿島神宮の白鹿伝説に由来本醸造酒普通酒がある。仕込み水は筑波山系の伏流水蔵元の「石岡酒造」は元禄年間(1688~1704)創業。所在地は石岡市東大橋字深久保。

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世界大百科事典(旧版)内の白鹿の言及

【異年号】より

…まず1167年(仁安2)に当たる保寿の年号は,平清盛の全盛時,平氏と藤原氏の対立を背景に,藤原氏の息災を願う者の使用するところ,また90年(建久1)に当たる和勝・迎雲の年号は,ともに源平争乱の終結(和勝にはより明示的に源氏の勝利の含意がある)による平和の再来をことほぐ者の使用するところであって,いずれも個別特定の願意や祝意を,正年号を拒否する政治的態度をもって表明したもので,異年号のもつ基本的性格の一つを示している。 南北朝時代に入ると,1345年(興国6∥貞和1)能登に白鹿,駿河に応治の年号が現れ,いずれもそれぞれの地方における反北朝(南朝系)の人々の使用と考えられている。ついで84年(元中1∥至徳1)叡山・南都の一部僧侶の使用にかかる弘徳,88年(元中5∥嘉慶2)大和の一部に見られた永宝はいずれも,北朝において年号勘申を担当した公家たちの対立を背景として,正年号に対する不満から生まれたものと推測されている。…

【元号】より

…なお,中世の中ごろ,南北朝時代には両朝それぞれに年号を定め,それぞれの朝廷を奉ずる人びとの間で用いられるという異例の事態が60年近く続いた。さらにこの時代には北陸方面で活動した南朝系の人びとの間に白鹿という私年号が用いられたこと,また,南北朝合一後に南朝の遺臣の間に天靖という私年号が用いられたことが知られる。ちなみに公式の年号ではなく,民間において私的に用いられたいわゆる私年号は主として中世に見られるもので,とくに戦国時代に多い。…

※「白鹿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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