白鶴(読み)はっかく

精選版 日本国語大辞典 「白鶴」の意味・読み・例文・類語

はっ‐かく ハク‥【白鶴】

〘名〙 白いつる。
性霊集‐二(835頃)沙門勝道歴山蛍玄珠碑・序「白鶴舞汀、紺鳬戯水」
源平盛衰記(14C前)四四「日本武尊終に崩じ給ふ〈略〉白鶴(ハックク)と変じて西を指して飛び去る」 〔穆天子伝‐五〕

しろ‐づる【白鶴】

※中華若木詩抄(1520頃)上「天上仙人なんどの、白鶴にのりつれて、瑤池と云処へ、下りた様也」

しら‐つる【白鶴】

〘名〙 「そでぐろづる(袖黒鶴)」の異名。
※重之集(1004頃)「松がえにすみて年ふるしらつるもこひしきものはくもゐなりけり」

はく‐かく【白鶴】

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デジタル大辞泉 「白鶴」の意味・読み・例文・類語

しら‐つる【白鶴】

羽が白いツル。特に、ソデグロヅルのこと。しらたず。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「白鶴」の解説

はくつる【白鶴】

兵庫の日本酒。酒名は、延享4年(1747)北蔵を増築し、酒造を本格的に始めたのを機に命名されたもの。パック酒「まる」は廉価な定番酒で純米酒普通酒がある。ほか大吟醸酒、純米酒、本醸造酒など多彩な商品をそろえる。全国新酒鑑評会で受賞実績多数。原料米は山田錦、中生新千本、白鶴錦など。仕込み水は六甲山系の伏流水蔵元の「白鶴酒造」は菊正宗の嘉納家から分家し寛保3年(1743)創業。最大手の日本酒メーカー。所在地は神戸市東灘区住吉南町。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「白鶴」の解説

白鶴

兵庫県、白鶴酒造が製造・販売する清酒ブランド名。普通酒のほか、純米酒、吟醸酒生貯蔵酒などさまざまなタイプを販売している。

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