白金黒(読み)ハッキンコク

デジタル大辞泉 「白金黒」の意味・読み・例文・類語

はっきん‐こく〔ハクキン‐〕【白金黒】

黒色の粉末状の白金塩化白金などの水溶液ホルマリンなどで還元して得られる、強力な酸化・還元の触媒

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精選版 日本国語大辞典 「白金黒」の意味・読み・例文・類語

はっきん‐こく ハクキン‥【白金黒】

〘名〙 白金の黒色粉末。塩化白金酸などに蟻酸ナトリウムやホルマリンなどの還元剤を作用させて生じる。きわめて細かい粉末で、気体を吸着し、酸化・還元の触媒として用いられる。

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百科事典マイペディア 「白金黒」の意味・わかりやすい解説

白金黒【はっきんこく】

塩化白金PtCl4または塩化白金酸H2PtCl6などのアルカリ性溶液に,ホルマリンやギ酸ナトリウムなどの還元剤を作用させて生ずる微小な黒色白金粉末。気体吸収能が大きく(常温で約110倍容の水素,100倍容の酸素を吸収),強力な酸化還元あるいは水素化などの触媒となる。
→関連項目白金

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改訂新版 世界大百科事典 「白金黒」の意味・わかりやすい解説

白金黒 (はっきんこく)

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世界大百科事典(旧版)内の白金黒の言及

【白金】より

…触媒として用いられる。
[白金黒]
 黒色微粉状の白金。白金ブラックplatinum blackともいう。…

※「白金黒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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