白装束(読み)しろしょうぞく

精選版 日本国語大辞典 「白装束」の意味・読み・例文・類語

しろ‐しょうぞく ‥シャウゾク【白装束】

〘名〙
① 白い衣服を着ること。また、白ずくめの服装公家は、産所装束に用いた。後世、多く神事や凶事の時に用いられた。しろなり。
源平盛衰記(14C前)二九「白装束(シロシャウソク)したる人三十騎ばかり」
束帯下着白地を用いた装束。
※後照念院殿装束抄(1327頃か)「普賢寺殿〈略〉着白張単衣帷、今案、是白装束歟」

しら‐しょうぞく ‥シャウゾク【白装束】

※中院本平家(13C前)一一「義盛主従十六騎、みなしらしゃうぞくにてむかふ」

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デジタル大辞泉 「白装束」の意味・読み・例文・類語

しろ‐しょうぞく〔‐シヤウゾク〕【白装束】

上下ともに白い衣服。また、それを着ること。多く神事や凶事のときに用いる。
束帯の下着に白色を用いた装束。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「白装束」の意味・わかりやすい解説

白装束
しろしょうぞく

白無垢

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