しろ‐いもじ【白湯文字】
〘名〙 「しろゆもじ(白湯文字)」の変化した語。〔
俚言集覧(1797頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「白湯文字」の意味・読み・例文・類語
しろ‐ゆもじ【白湯文字】
《「湯文字」は女性の腰巻きの意。遊女が赤腰巻きをつけたのに対して、一般女性は白腰巻きをつけたところから》近世、素人の女で売春をする者。私娼。
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世界大百科事典(旧版)内の白湯文字の言及
【街娼】より
…他の私娼に比べて取締りは厳しくなかったが,ときに捕らえられて遊廓に強制移住されることがあった。なお,街娼のことを,江戸では[夜鷹](よたか),京都では辻君,大坂では惣嫁(そうか)または白湯文字(しろゆもじ)などと呼んだ。また僧形に黒帽子,薄化粧で客を引いた[歌比丘尼](うたびくに)や,江戸では小舟に乗って河岸の客を誘った船饅頭(ふなまんじゆう),大坂で停泊船の船員を相手に出没した〈ぴんしょ〉,安芸の大崎下島御手洗(みたらい)の〈おちょろ舟〉などの水上売春婦は,特殊形態の街娼といえよう。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」