白泡噛ます(読み)しらあわかます

精選版 日本国語大辞典 「白泡噛ます」の意味・読み・例文・類語

しらあわ【白泡】=噛(か)ます[=食(は)ます]

馬の口から白いあわを吹かせる。馬を勇みたたせるさまの形容。しろあわ噛ます。
平家(13C前)九「黄覆輪(きんぶくりん)の鞍置いて、小総(こぶさ)の鞦(しりがい)かけ、しらあはかませ、舎人あまたつゐたりけれども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「白泡噛ます」の意味・読み・例文・類語

白泡しらあわま・す

馬の口から白い泡を吹かせる。馬を勇むようにさせること。
白瓦毛しろかはらけなる馬の太く逞しきに、―・せて」〈太平記・二九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android