白星(読み)しろぼし

精選版 日本国語大辞典 「白星」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ぼし【白星】

〘名〙
① 丸くて白いしるし。
※義経記(室町中か)四「しろほしの五枚兜に鍬形打って猪頸に著、大中黒の矢負ひ」
③ 相撲の勝ちのしるし。星取表の白丸。転じて、手柄をたてること。⇔黒星

しら‐ほし【白星】

〘名〙 兜(かぶと)の鉢を釘づけする鋲頭の星の表面を銀で包んだもの。
※保元(1220頃か)中「赤地の錦の直垂に、沢瀉威(おもだかをどし)の鎧に、白星の冑を著」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「白星」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ぼし【白星】

中を塗りつぶしていない、丸または星形のしるし。
相撲の星取り表で勝ちを表す白い丸。転じて、試合に勝つこと、また成功・手柄についていう。「白星をあげる」⇔黒星

しら‐ほし【白星】

かぶとの、表を銀で包んだもの。

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