デジタル大辞泉 「白川夜船」の意味・読み・例文・類語 しらかわ‐よふね〔しらかは‐〕【白川夜船/白河夜船】 《京都を見てきたふりをする者が、京の白河のことを聞かれて、川の名だと思い、夜、船で通ったから知らないと答えたという話によるという》1 熟睡していて何も知らないこと。何も気がつかないほどよく寝入っているさま。「こんなにきれいなけしきを―で通っちゃ損だからね」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉2 知ったかぶり。[補説]書名別項。→白河夜船[類語]眠り・寝・睡眠・ねんね・快眠・寝る・安眠・就眠・睡臥すいが・熟睡・熟眠・昏睡こんすい・居眠り・爆睡・惰眠・嗜眠・夢寐・一睡・不眠・枕を高くする・寝溜め・寝つきが悪い・寝苦しい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
四字熟語を知る辞典 「白川夜船」の解説 白川夜船 ぐっすりと寝込んでいること、ぐっすりと寝込んでいて何が起こったのか全く知らないことのたとえ。また、いかにも知っているような顔をすること、知ったかぶりをすることのたとえ。 [使用例] 二度目に眼を覚ました時は七時をとうに過ぎていた。向こう側の二人はまだ白河夜舟である[円地文子*秋のめざめ|1957~58] [解説] 「白川」は「白河」とも、「夜船」は「夜舟」とも書きます。「しらかわよふね」とも。昔、京都を見たふりをする人が地名の白川(または舟の通わない谷川の名とも)のことを問われ、川の名と思って、夜船で通ったから知らないと答えたという話によるといいます。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報