改訂新版 世界大百科事典 「発哺」の意味・わかりやすい解説 発哺[温泉] (ほっぽ) 長野県下高井郡山ノ内町にある温泉。山ノ内温泉郷に含まれる。上信越高原国立公園に属する志賀高原の北部,横湯川に臨む標高1600mの山腹に位置する。泉質は単純泉,硫黄泉,泉温60~95℃。名称は熱蒸気の噴出音にちなみ,熱蒸気に水を注いで温泉にしている珍しい温泉で,1802年(享和2)の発見と伝える。古くからの宿〈天狗の湯〉〈薬師の湯〉があり,蓮池からロープウェーが通じ,東館山へゴンドラリフトの便がある。長野電鉄湯田中駅からバスで50分。執筆者:榊原 貴士 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報