痙攣性便秘(読み)ケイレンセイベンピ

デジタル大辞泉 「痙攣性便秘」の意味・読み・例文・類語

けいれんせい‐べんぴ【××攣性便秘】

大腸が緊張した状態が持続し、便が停滞することによって起こる便秘。排便時に腹痛や残便感があることが多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の痙攣性便秘の言及

【便秘】より

…前者は自律神経,消化管ホルモン等の影響で,結腸の有効な運動が低下し内容物の輸送が十分に行われないために起こるものをいい,後者は腫瘍(癌等)や炎症,それに伴う癒着などの器質的な病変によって通過が障害されて起こるものをいう。 機能性便秘は,さらに弛緩性便秘と痙攣(けいれん)性便秘とに分けることができる。弛緩性便秘は,大腸が弛緩して腸内容の輸送が十分に行われず,大腸内に腸内容物が長時間停滞しかつ水分の吸収が行われるために,糞便が硬くなり排便困難になるものである。…

※「痙攣性便秘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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