病人食(読み)びょうにんしょく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「病人食」の意味・わかりやすい解説

病人食
びょうにんしょく

食事療法

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の病人食の言及

【食事療法(食餌療法)】より

…病人に一定の食事を与え,それによって治療の目的を果たし,また病気の経過をよくするために行う療法。病人に与える食事を病人食といい,とくに治療を目的としたものを治療食という。食事療法を行うにあたっては,医師が食事箋を作成し,これに基づいて栄養士が献立をつくって,家庭や病院で実施される。…

【流動食】より

…病人食の一つで,食物を液状にしたものをいう。病人食は,主として消化吸収の程度によって,流動食,分粥(三分,五分,七分),全粥(軟食),きざみ食,普通食に分けられるが,流動食が必要とされる場合を大別すると,(1)消化器系疾患の急性期,消化器系の急性伝染病および中毒,手術後の病人など消化吸収力が著しく弱まっている場合,(2)脳卒中や脳性麻痺など病気が原因で嚥下する力に障害がある場合,(3)小児や老人などかみ砕く力や消化吸収力が十分でない場合がある。…

※「病人食」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」