痂皮(読み)かひ

精選版 日本国語大辞典 「痂皮」の意味・読み・例文・類語

か‐ひ【痂皮】

〘名〙 水疱(すいほう)膿疱(のうほう)が破れて、血清や膿(うみ)その他の組織成分が乾いて、かたまったもの。かさぶた
※育児読本(1931)〈田村均〉四一「全身発疹が皆な一様に痂皮(カヒ)をつくってをりますが」

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デジタル大辞泉 「痂皮」の意味・読み・例文・類語

か‐ひ【×痂皮】

かさぶた。

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改訂新版 世界大百科事典 「痂皮」の意味・わかりやすい解説

痂皮 (かひ)

発疹(はっしん)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「痂皮」の意味・わかりやすい解説

痂皮
かひ
crusta; crust

俗にかさぶたという。滲出液膿汁,変性壊死化した表皮角質,不全角化物などが皮膚表面で凝固したもので,びらん面をおおっている。湿疹伝染性膿痂疹 (とびひ) などでみられる。

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栄養・生化学辞典 「痂皮」の解説

痂皮

 いわゆる「かさぶた」.

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世界大百科事典(旧版)内の痂皮の言及

【発疹】より

…解剖学的には表皮の角質層。(7)痂皮crust 鱗屑に滲出液が混じりあった黄色調のいわゆる〈かさぶた〉。(8)胼胝(べんち)callus角 質層が限局性に厚くなったもの。…

※「痂皮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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