疫神祭・厄神祭(読み)やくじんさい

精選版 日本国語大辞典 「疫神祭・厄神祭」の意味・読み・例文・類語

やくじん‐さい【疫神祭・厄神祭】

〘名〙 その年の悪病流行を防ぐため、疫神をまつってその威を和らげ鎮める祭。平安時代には、皇居四隅畿内の境にまつった。諸社で、主として春に行なわれる。えきじんさい。やくじんまつり。やくじんえ。
東寺文書‐甲・長保二年(1000)一二月・造東寺年終帳「一石四升 春季疫神祭料」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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