疑懼・疑惧（読み）ぎく

精選版日本国語大辞典「疑懼・疑惧」の意味・読み・例文・類語

〘名〙 (「ぎぐ」とも) うたがいおそれること。

※妙一本仮名書き法華経（鎌倉中）三「こころ、なほ疑懼(キク)（〈注〉ウタカヒヲソレ）をいたきて」

※即興詩人（1901）〈森鴎外訳〉友誼と愛情と「未だ聴かざりし時の我疑懼、鬱悶、苦悩は幾何なりし」

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