異義(読み)イギ

デジタル大辞泉 「異義」の意味・読み・例文・類語

い‐ぎ【異義】

異なった意味。「同音異義
異議いぎ1」に同じ。
「早々渡せ、―に及ばばぶち殺さん」〈浄・国性爺
[類語]語義意味意義概念いいこころ語意字義文意含意含み意味合いニュアンス語感本義広義狭義原義同義定義

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精選版 日本国語大辞典 「異義」の意味・読み・例文・類語

い‐ぎ【異義】

〘名〙
① 意味がちがうこと。ことなった意味。⇔同義
※随筆・文会雑記(1782)三「見と云、睹と云、観と云、視と云類、同訓にて異義の字甚だ多し」
② 変わったこと。別条
※高山伝右衛門宛芭蕉書簡‐天和二年(1682)五月一五日「私無異義罷有候」

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普及版 字通 「異義」の読み・字形・画数・意味

【異義】いぎ

別義。

字通「異」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の異義の言及

【異安心】より

…仏教各宗派において,祖師の伝承にもとづく正統説と異なった見解,領解(りようげ)をいう。異流,異義,異計,邪義ともいう。とくに浄土真宗では,正統の安心を重んじ,異安心の排除に熱心であった。…

※「異義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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