異境(読み)ことさかい

精選版 日本国語大辞典 「異境」の意味・読み・例文・類語

こと‐さかい ‥さかひ【異境】

〘名〙 他の国。他郷。異国
書紀(720)継体六年一二月(寛文版訓)「縦(ゆる)し賜りて国を合(あは)せても、後(のち)の世(つき)に猶(なを)(あやう)からん。況や異場(コトサカヒ)と為(し)ては、幾年(としく)に守(まも)ること能(あた)はむや」

い‐きょう ‥キャウ【異境】

〘名〙 故郷でない土地他国外国。また、普通とは異なった土地。「異境探検」
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉四「彌次郎北八すこしく異境(イケウ)の勝手もわかり」 〔金史‐胥鼎伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「異境」の意味・読み・例文・類語

い‐きょう〔‐キヤウ〕【異境】

異郷いきょう」に同じ。「異境の土となる」
普通とは違う風土の土地。「異境探検」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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