畚(漢字)

普及版 字通 「畚(漢字)」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音] ホン
[字訓] ふご・もっこ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は弁(はん)。〔説文〕十二下に字を(し)に従う形に作り、「なり。(へい)の屬、糧を(い)るる以(ゆゑん)なり」(段注本)とし、弁声とする。の部分は、もっこに物を入れた形。〔左伝、宣十一年〕「畚(はか)る」とあり、版築のために、土を運ぶことをいう。

[訓義]
1. ふご、もっこ。草の索(なわ)で作る。
2. もっこで運ぶ。
3. すき、くわ。

[古辞書の訓]
名義抄〕畚 小筐なり。イシミ 〔立〕畚 イシミ・カカリ

[熟語]
畚箕・畚・畚・畚畚築畚斗畚土

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android