(読み)ハン

デジタル大辞泉 「畔」の意味・読み・例文・類語

はん【畔】[漢字項目]

常用漢字] [音]ハン(漢) [訓]あぜ くろ ほとり
田と田とを分ける境界。あぜ。「畦畔けいはん
ある場所周辺。ほとり。「河畔湖畔江畔池畔

くろ【畔/×畦/×壠】

土を盛り上げた田畑の境。あぜ。
小高くなった所。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「畔」の意味・読み・例文・類語

あ【畔】

〘名〙 「あぜ」のこと。上代中古に用いられた。
古事記(712)上「天照大御神の営田(つくだ)の阿(ア)〈此の阿の字は音を以ゐよ〉を離ち、其の溝を埋め」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「畔」の意味・わかりやすい解説


くろ

田の中の境。あぜ。古くは屋敷内の田畑である園地をいった。これは免租地であったので,私領拡大基礎となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android