普及版 字通 「畔(漢字)」の読み・字形・画数・意味
畔
常用漢字 10画
(旧字)
10画
[字訓] あぜ・さかい・きし・そむく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(半)(はん)。に旁の意がある。〔説文〕十三下に「田の界(さかひ)なり」とあり、あぜをいう。涯畔の意のほかに、と通用し、また奐(はんかん)(氷がとけて流れる)を畔奐としるすことがある。
[訓義]
1. あぜ、くろ。
2. さかい、ほとり。
3. きし、つつみ、みぎり。
4. そむく、はなれる、すてる。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕 久路(くろ)、一に云ふ、阿(あ)、田の界なり 〔名義抄〕 ホトリ・ナハテ・カギル・ソムク・クロ・アゼ・カタハラ
[熟語]
畔衍▶・畔援▶・畔換▶・畔岸▶・畔逆▶・畔▶・畔▶・畔際▶・畔散▶・畔志▶・畔心▶・畔疇▶・畔亡▶・畔盟▶・畔約▶・畔乱▶・畔離▶・畔慮▶・畔戻▶
[下接語]
河畔・海畔・崖畔・岸畔・境畔・橋畔・疆畔・径畔・渓畔・湖畔・江畔・山畔・洲畔・諸畔・牀畔・城畔・侵畔・水畔・井畔・沢畔・池畔・枕畔・亭畔・庭畔・天畔・榻畔・道畔・倍畔・籬畔・林畔・隣畔・炉畔
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報