畏・恐・可祝(読み)かしく

精選版 日本国語大辞典 「畏・恐・可祝」の意味・読み・例文・類語

かしく【畏・恐・可祝】

[1] (形容詞「かしこい」の語幹「かしこ(畏)」の変化した語) 女性の、時には男性手紙末尾に用いる挨拶(あいさつ)のことば。かしこ。めでたくかしく。
醍醐寺文書‐応永三一年(1424)自正月至六月紙背「又々申候へく候。かしく」
[2] (女性の手紙に限って用いられるところから) 女性をさす。
※雑俳・柳多留‐七〇(1818)「師匠さまかしくの方は世話がなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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