画龍点睛(読み)がりょうてんせい

精選版 日本国語大辞典 「画龍点睛」の意味・読み・例文・類語

がりょう‐てんせい グヮリョウ‥【画龍点睛】

〘名〙 (中国張僧繇(ちょうそうよう)が、金陵安楽寺の壁に龍(りゅう)の絵をえがき、最後に睛(ひとみ)を書き入れたら、たちまち龍が天に飛び去ったという「歴代名画記‐七」の故事から) 物事眼目中心となる大切なところ。最後に大切な部分を付け加えて、物事を完全に仕上げること。ほんのわずかな部分に手を加えることで、全体が立派にひきたつことのたとえ。最後の仕上げ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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