画鋲(読み)がびょう

精選版 日本国語大辞典 「画鋲」の意味・読み・例文・類語

が‐びょう グヮビャウ【画鋲】

〘名〙 板や壁に図画などの紙片をとめるための鋲。
美少女(1962)〈河野多恵子〉「省子が返した画鋲のケース両手で挟んで撫でながら言った」

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デジタル大辞泉 「画鋲」の意味・読み・例文・類語

が‐びょう〔グワビヤウ〕【画×鋲】

図画・ポスターなどを板や壁面に留めるための鋲。

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改訂新版 世界大百科事典 「画鋲」の意味・わかりやすい解説

画鋲 (がびょう)

板壁掲示板に紙をとめるための笠つきの針。フランス画家キャンバスをとめるピンに笠をつけることを思いつき,画材屋に作らせたのが始まりといわれる。笠の材質により金属画鋲プラスチック画鋲に大別され,金属画鋲は笠になる帯鉄(おびてつ)にシンチュウめっきし,鋼鉄線の針を植える。プラスチック画鋲はプラスチック製の笠にステンレス製の針を挿入したもので,1960年代にアメリカから輸入された。さびない,色が美しい,抜きやすいという長所により,70年代に入り普及した。
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