精選版 日本国語大辞典 「甲子」の意味・読み・例文・類語
きのえ‐ね【甲子】
かっ‐し【甲子】
こう‐し カフ‥【甲子】
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福島県西白河郡西郷(にしごう)村西部にある温泉。〈かっしおんせん〉ともいった。東北新幹線新白河駅より西へ約20km,甲子(かつし)山の東麓,阿武隈川源流近くの甲子渓谷(標高900m)の南岸に一軒宿が位置し,浴場は渓谷対岸にある。単純泉,45℃。新緑,紅葉期が特に良い野趣豊かな温泉で,湯治客や那須連峰縦走の登山客の利用も多い。温泉名は河谷に沿う小平地を意味する〈かっし〉〈かっち〉から出たとされるが,1384年(元中1・至徳1)甲子(きのえね)の年に発見されたことによるとする説もある。《白河風土記》によれば,近世初頭に会津の蒲生家の浪人が,白河藩主より湯別当に任じられ,以後その子孫が湯宿を経営してきたとされている。白河藩主松平定信もここに別荘(勝花亭)を建て,たびたび入湯に訪れた。近くの甲子峠(1450m)は会津から白河へ出るのに利用された通路である。ここより東3km付近に1961年甲子温泉から引湯して開発された新甲子温泉があり,付近一帯の甲子高原ではゴルフ,ハイキングなども楽しめる。
執筆者:大澤 貞一郎
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十干(じっかん)の甲と十二支の子(ね)にあたる年月日をいう。大黒天の縁日とされ、甲子の夜、子の刻まで起きていて大黒天を祀(まつ)るのを甲子祭と称している。甲子待(まち)ともいい大豆、黒豆、二股(ふたまた)大根を供えて大黒様を祀る。こうすると現世の福を得られるという。『日次紀事(ひなみきじ)』によると、一年中六甲子の夜、禁裏では子(ね)(大黒天)を祀ったという。民間では、甲子ごとに灯心を買うのを子灯心というとある。
[大藤時彦]
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