田舎蕎麦（読み）いなかそば

精選版 日本国語大辞典

いなか‐そば ゐなか‥【田舎蕎麦】

〘名〙 あらい蕎麦粉で作り、色が黒くて香りが高く、つなぎのない蕎麦。

※蕎麦通（1930）〈村瀬忠太郎〉五「そしてその田舎の蕎麦を、東京の汁で食ったら、さぞうまいだらうといふのは」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

いなか‐そば〔ゐなか‐〕【田^‐舎蕎^＝麦】

粗くひいたそば粉でつくった、色が黒く香りの高いそばきり。

出典　小学館

和・洋・中・エスニック　世界の料理がわかる辞典

いなかそば【田舎蕎麦】

色が黒っぽく、太めで香りが強い、野趣のあるそば。そばの実の外皮をつけたまま挽(ひ)いて作る、挽きぐるみのそば粉を用いる。◇「山家(やまが)そば」ということもある。

出典　講談社