田の実の節供(読み)たのみのせっく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「田の実の節供」の意味・わかりやすい解説

田の実の節供
たのみのせっく

田の実,タノミの祝い,タノムの日,タノモ節供八朔 (はっさく) 節供ともいう。旧暦8月1日に新穀などを贈答し合って祝った民間行事。稲の実りを神にタノム (祈願する) 意に始るが,転じて頼むの節供として,武士の間で贈答を行い,奉公人や嫁は里帰りをする習俗となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android