用量反応曲線(読み)ようりょうはんのうきょくせん

世界大百科事典(旧版)内の用量反応曲線の言及

【致死量】より

… 致死量の表現としては,動物を死亡させるのに要する最小量(最小致死量minimum lethal dosis,MLDという),あるいはその量を超えるとき死亡を起こす最大量(最大耐量maximum tolerated dosis,MTDという),母集団の50%が死亡する量(50%致死量lethal dosis 50,LD50という)などがあり,実験に用いた動物をも含めて,LD50(ラット)などと表示する。動物の死亡は投与量が増すにしたがって増加するもので,用量を横軸に,死亡数を縦軸にとるとS字状の曲線(用量‐反応曲線という)が得られる。ふつう母集団の50%が死亡するあたりでは傾きが大きくなって,わずかの用量の変化で死亡率が大きく変化して,最も精密な値が得られるので,各指標のうち50%致死量がより科学的な記載法として繁用される。…

※「用量反応曲線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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