用度・用途(読み)ようど

精選版 日本国語大辞典 「用度・用途」の意味・読み・例文・類語

よう‐ど【用度・用途】

〘名〙
① 要する費用入費。かかり。いりめ。ゆうど。
令義解(718)職員「頭一人。〈掌納及雑物。支度国用。勘用度〉」 〔漢書‐武帝紀〕
② (「ようと」とも) 銭(ぜに)異称。ゆうど。
※米沢本沙石集(1283)六「はこび残ける用途(ヨウト)十結をば、御布施に奉るとて」
官庁・会社などで、事務用品などの供給に関すること。また、その部署
※山の鍛冶屋(1926)〈宮嶋資夫〉三「竹はまた用度から酒を引いて来て一人して飲みはじめた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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