生空(読み)ショウクウ

デジタル大辞泉 「生空」の意味・読み・例文・類語

しょう‐くう〔シヤウ‐〕【生空】

仏語衆生しゅじょう五蘊ごうんが仮に和合して成ったもので、実体がないという考え方衆生空。我空人空

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「生空」の意味・読み・例文・類語

しょう‐くう シャウ‥【生空】

〘名〙 仏語。衆生の心身五蘊(ごうん)が仮に和合して成立したもので、実体のない空(くう)であるということ。我空。人空(にんくう)
※二日物語(1892‐1901)〈幸田露伴〉此一日「生空(シャウクウ)を唯薀に遮し、我倒を幻炎に譬ふれば、我が瞋(いか)るなる我や夫いづくにか有る」 〔金剛般若疏‐四〕

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